【Column:006】篠山市は「丹波」を取り戻せるのか?
こんにちは。ぽんずです。
九州北部シリーズの途中ですが、ここで1つ、時事的な話題を…。
皆さんもニュースなどで聞いたことがあるでしょうか。本日11月18日に、兵庫県の篠山市(ささやま し)で住民投票が行われます。「丹波篠山市」への市名変更の是非を問う住民投票です。
兵庫県篠山市について
篠山市は兵庫県の西部の山間部に位置します。丹波国として京都への交通の要所として栄えてきました。1999年に篠山町、今田町、丹南町、西紀町の4町が合併して誕生しました。
なぜ市名変更に至ったの?
2004年11月、篠山市のお隣、氷上郡の6つの町が合併し、「丹波市」が誕生しました。丹波市域もまた、昔は篠山市と同じ丹波国の一部でした。
しかし、丹波市ができたことにより、観光客などが篠山市の名産品である丹波栗や黒豆が丹波市の名産品であると勘違いすることが増加してしましました。もちろんこれは篠山市にとってはたまったものではありません。
このような事態を受け、2018年8月1日、篠山市の市名を「丹波篠山市」へ変更することを市長が表明しました。
住民投票の意味
市名変更に賛成する人々もいれば、反対する人々も必ずいます。市長による市名変更発表後の10月、市名変更に異議を唱える市民団体により、改名を市民に問うための住民投票の請求が行われました。住民投票実施のため、有権者の5分の1を超える1万人以上の署名が集められました。
これにあたり、現職だった酒井市長が辞職。住民投票と同時に出直し市長選が行われることになりました。また、この市長選にもう1名立候補しています。
市長選立候補の2名とも、市名変更は「住民投票の結果を尊重する」と述べています。まさに、市名変更の是非は市民が決める、ということになります。
市名変更は実現するの?
すべては本日の住民投票の結果次第です。ただ、住民投票は投票率が50%以上に達しなければ無効となってしまいます。まずは市民の半数以上が市名変更に対して興味を持って投票へ行かなければ、「市民の意向」は表に出ることさえなくなるのです。
果たして、結果はどうなるのでしょうか…。
本日の住民投票の結果を楽しみにしています。
それではまた_(:3」∠)_